日本音楽即興学会(JASMIM)2010大会報告



【要旨(大会抄録記載)】
知的障害者との即興演奏について研究している学生たちによって「音遊びの会」がはじまりました。めざしたのは、知的障害者と音楽療法家、音楽家たちみんなが自由に演奏することで「新しい音楽」をつくること。やがて生まれた一つの疑問 これは一体誰にとっての音楽?そこから始まった障害者と音楽家たちのコミュニケーションの軌跡。見事なまでの失敗の連続が、やがて静かに<音楽>を奏ではじめます。(映画ホームページより抜粋)


企画者(沼田 里衣 / Rii NUMATA)からのメッセージ
2005年9月、即興音楽家、知的障害者、音楽療法家で新しい音楽表現を開拓しようと、「音遊びの会」というプロジェクトを立ち上げました。これまでにない魅力的な音楽の舞台を創出することが目的でしたが、障害者の社会参加、障害者と健常者の境界線の問題など福祉的観点からの議論も避けては通れない問題でした。服部智行監督は、これらの議論の過程を独自の視点で撮影し、ドキュメンタリーを作成しました。今回は、映画の上映と共に、芸術性と福祉的倫理観という相反しつつも共存せざるを得ないこの活動に独特の問題について考えてみたいと思います。


【作品データ】
監督・製作:服部智行
出演:音遊びの会、ゲストミュージシャン(大友良英、千野秀一ほか)
企画:沼田里衣
制作:アップビートビジョン
2009年/カラー/90分
映画ホームページ http://otonoshiro.com


【報告】



#1. 音楽療法が音楽を目指すことによる逆説的効果




#2. ミュージシャン、音楽療法者の参加意義




#3. アートそのものが社会を変えていくのではなく、アート周辺のものが社会を変えていくのが新しい。壮大なアート運動になりそう。




#4. 音楽においてコミュニケーションをどう位置付けするか。ディスコミュニケーションの音楽も存在するはず。