日本音楽即興学会(JASMIM)2010大会報告



みなさま、昨年に引き続き大会長をいたします若尾 裕です。今年の大会は設立集会から数えて3回目、大会としては2回目となります。まだ設立して間もないため多くの課題に一つずつ取り組んでいるところです。早く、このような規模の学会の適切な運営のあり方を確立すべく努力したいと思います。ひきつづきメールなどによるみなさまの積極的なご意見をお待ちします。


今回の大会テーマは「よい即興、わるい即興」というものですが、昨年の議論をより具体化する方向性として考えたものです。具体的には、音楽即興にはさまざまな様式や立場があり、それがこの学会のなかに価値観として混在しているわけですが、そういった状況で、まずは立場を超えて意見を交換してみたいというのが正直なところです。多くの本音での議論が発展することを期待しています。


もうひとつの今大会の目玉は、いささか大風呂敷ながらワールド・インプロヴィゼーション・デイ(World Improvisation Day)という試みです。この具体的内容については学会のHPにありますので繰り返しませんが、これまでに協力を呼びかけた海外の即興音楽家の反応を見るかぎり、まずまずのように思えます。これに関して本大会では、ともかくさまざまな音楽即興体験を楽しもうという協賛企画を考えております。これからのこのプロジェクトが世界的にどのように発展してゆくのかはまださっぱりわからないものの、それだけに楽しみでもあります。どうかみなさまのご協力をお願いしたいと思います。


それでは今大会がみなさまにとって意義あるものとなることを祈ります。


日本音楽即興学会世話人代表/第2回大会大会長
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
若尾 裕
Yu WAKAO